活動報告

令和 4年 9月定例会 09月13日-06号
 
1 技術職の配置と組織について
2 都市間競争に負けない教育環境の整備について
 

田口裕士議員

それでは,通告に従いまして質問させていただきます。
大きな1番,技術職の配置と組織についてであります。
我が会派は,本年2月の代表質問において,今後幅広い施策を推進するため,それを進めていく人材は必要不可欠であるとし,令和4年度の人事政策について質問させていただきました。また,先日の代表質問においても,技術職員の採用が全国的に進まず人材不足が懸念され,今後人材獲得競争がますます激化していくことが予想される中,技術職員の安定的な確保が重要な課題であるとして受験者数確保に向けた取組について質問いたしました。その際の答弁では,人口1万人当たりの比較において岡山市の建築技師の職員数は政令指定都市の平均以下と少ない状況とのことでありました。

本市には,これまでの合併の経緯もあり,管理する公共施設が相当数あります。また,公共施設マネジメントの基本方針にのっとって耐震化や長寿命化に取り組んできておりますが,老朽施設も少なくなく計画的な整備や維持補修と並行して緊急修繕等の発生頻度も今後ますます増えてくることが予想されるところであります。こうした厳しい状況の中で,市長事務部局内でさえ公共建築課以外の主要な部署に建築職が配置され,さらに教育委員会に学校施設課も設置されるなど,職員が分散している現在の状況は決して効率的とは言えません。現に学校施設の整備や長寿命化などにおいて,公共建築課の応援を仰いでいる実態があるとお伺いしております。
今後,受験者数確保に向けて取組を進め,建築系人材も計画的に採用する方針とのことでありますが,民間との人材の争奪戦でもあり,また採用しても育成するまでには一定の時間が必要となります。このような現状を前提に考えますと,この際電気や機械設備も含めた建築系の職員を公共建築課に集約するほうがスケールメリットも発揮でき効率的であると考えるところであります。
そこで質問いたします。
1番目,岡山市全体の建築職の職員のそれぞれの配属先と,その人数をお示しください。
2番目,現状の学校施設課の事務分掌上の業務量と現行の人員体制が見合っていないのではないでしょうか。教育長の認識をお聞かせください。
3番目,仮に学校施設課を公共建築課と統合するとした場合,どのような課題があるとお考えでしょうか。
4番目,公共建築課との協力も大切でありますが,責任の所在の明確化や職員のモチベーション維持の面からも,少なくとも事務分掌や人員配置の見直しが必要ではないでしょうか。御所見をお聞かせください。 次に,大きな2番,都市間競争に負けない教育環境の整備についてであります。 子育て世代にとって,充実した子どもの教育環境は非常に重要なものであります。教育環境にはハード的な要素とソフト的な要素がありますが,これまで取り組んできた校舎の長寿命化,エアコン整備,新教育センターの建設やコロナ対策,学校給食の公会計化等,子どもたちや教員を取り巻く諸課題に対する真摯な取組は大いに評価するところであります。これら一連の施策は学力向上を下支えするものであり,市長が策定された第2期岡山市教育大綱の実現に欠くことができないピースだと考えております。
しかし,時代は今,大きな転換期であります。人口減少社会では働き手も争奪戦になりますが,教育現場の苦労ばかりが取り沙汰され,いわゆるブラックなイメージが定着し,今後にわたって教員志願者の減少が続くようであれば教育大綱の実現に大きな影を落とすことになりかねません。実際,GIGAスクール構想やデジタル教科書の導入など時代の変化に的確に対応していかなければならず,教員の置かれた現状は大変厳しいものがあると認識しておりますが,教員が授業や生徒指導などの本務に専念できる環境づくりは喫緊の課題となっており,国が進める部活動の地域移行も無縁ではありません。言うまでもなく,教員は教育大綱実現のためのエンジンであります。彼ら,彼女らがモチベーションを維持し子どもたちに向き合う時間が充実することは子どもたちのためでもあり,また子どもたちのために行う学校環境整備は教員の労働環境の改善にも資するものであります。そして,これら人材の確保や教育環境の整備はある意味,都市間競争の側面も有していると考えております。
そこで質問いたします。
まず,1番目,岡山市の教員採用試験の倍率の推移と政令指定都市の比較をお示しください。
2番目,教育委員会は教員志望者減少の主な原因をどのように捉えておられるでしょうか。
3番目,岡山市は大学も多く,教員志望の学生も少なくないものと思います。教育研究研修センターと大学との連携は,人材確保のみならず研究機能の強化の面でも重要であります。御所見をお伺いいたします。 4番目,夏の猛暑も珍しくなくなり,エネルギー価格も高騰しています。特別教室のエアコン整備や照明のLED化といった学校環境整備を加速させるお考えはありますか。
5番目,人材確保や人材育成の観点から,新しい教育研究研修センターには全国の教員志望の学生らが注目するような機能性や話題性が求められると考えます。御所見をお聞かせください。
最後,6番目,岡山型の教育施策を広く情報発信することは,子どもたちや保護者への理解の深まりや教員のリクルートにとどまらず,移住・定住など人を呼び込む意味でも重要と考えますが,御所見をお聞かせください。
以上で第1回目の質問を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)